1鋼重量の削減と、地震に強い建物を提供「アンボンドブレース®」
NSスタンロジでは、片面トラックバース型建物に、在来工法では困難とされていたブレース付ラーメン構造を採用しました。
そして、そのブレースに当社独自開発の耐震部材アンボンドブレースを配置することで、建物に更に付加価値を与えることに成功しました。
アンボンドブレースはその性質上、非常に地震に強く、高層ビルや大規模施設に多く採用されています。そのアンボンドブレースを用いることで、地震国ニッポンで「大きな安心」を実現し、お客様の大切な資産を守ります。
また、アンボンドブレースを効果的に配置することで、柱や梁のサイズダウンも可能になります。建物全体の鋼重量を抑えることにより、建設費のコストダウンも同時に図れるのです。
※アンボンドブレースとは…?
芯となる中心鋼材を鋼管とモルタルで拘束し、座屈せずに安定的に塑性化するようにしたブレース。中心鋼材とモルタルの間には特殊な緩衝材としてアンボンド材を用いているため、座屈拘束材である鋼管とモルタルには軸力が加わらない構造となります。中心鋼材の伸縮により地震の揺れを柔らかく吸収し、鋼管とモルタルによりブレースが折れることもありません。
2鋼重量と使い勝手、2つの最適化を同時に実現「GRID-System」
物流施設の平面形状の多くは建物の柱で囲まれた格子状となっています。
NSスタンロジではこの格子状を文字通りグリッド(GRID)と呼びます。
この1GRIDのスパンにおいて、鋼重量を最適化するために行うシミュレーションが、当社独自開発のGRID-Systemです。
当社は、製鉄会社のDNAとこれまでの物流施設建設の実績から、数百通りのシミュレーションデータを保有しています。
お客様のニーズや使い勝手も考慮し、計画与条件の範囲内で最適グリッドを算出し、構造最適を実現するためのベストプランをご提案します。
3全体工期を短縮する標準化技術「スタンパッケージ」
50年にわたる歴史と業界最多の実績を持つシステム建築スタンパッケージの標準化技術。それをNSスタンロジに採用することで、特徴である高品質・短工期・納得価格を合わせて実現いたします。
設計段階において、構造計画では標準化された技術に基づきスピーディーな構造計算を実施します。
意匠計画においても、標準部材のディテール採用により設計期間短縮が可能となります。
現場施工時では、施工マニュアル等の標準化ツールを使用した省力化工法で、高品質部材を施工します。その結果、各工程単位で期間を短縮することも可能となります。